たくさんアイデアを持っている人

顧客を飽きさせない工夫というものは大切です。
ある程度の周期で新しい商品や情報を提供していかないと、顧客の足は自然と遠のいてしまいます。
パチンコ業界も同じで、近年は新台の入れ替えを各パチンコメーカーが競争のように行っています。
毎週のように「新台入れ替え」などと表示を見かける店舗もあるぐらいです。
このように頻繁に新台が発売されているということは、それ以上の数が開発されているのでしょう。
どれだけたくさんの新台を開発できるか、パチンコメーカーも必死です。
同じような内容の機器であれば、他社より早く発売しなくては開発費が無駄になってしまいます。
ですからパチンコ業界のエンジニアの仕事はハードですが、30代のエンジニアの平均年収が500万円~600万円と、同じ年代の一般職に比べると若干高いように思います。
もちろん、大手のパチンコメーカーになると同じ30代でも650万円~800万円といったところもあるようです。
これにはヒット機器がどれだけあるか、といった利益も関係していると思います。
自分の中で「こんな機器があると面白いのに」とか「こんな風な仕組みが欲しい」と思い、アイデアがあるのであれば試してみるのに良い業界かもしれません。
ヒット機器を作りだすと、年収は一気に上がるような業界ですからアイデアがたくさんある、といった人には挑戦する価値があるように思います。
また新しいだけでなく、長く愛されるような機器も必要です。
いつ行っても新しいメニューばかりのお店より、新しいメニューの中に定番のメニューがしっかり残っている飲食店の方が、顧客は足が向くものです。
慣れたお店、慣れた味というものは意外と強い集客力になることがあります。
パチンコも同じで、ずっと楽しめる機器もありながら新しい革新的な機器もある。
そんな両方の面から物事を見る力もつけておく必要があるように思います。